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しゅー ひろう。

「かもされ」でのんびりと会話をして、暗くなる前に家に帰る。
途中「こんびに」で餅巾着を買って、帰り道にある公園で食べる。
最近の我の行動ぱたーんは決まってきていた。
だが、それに計算外の出来事が加わるなど、想像もしていなかった。


公園のべんちで餅巾着を食べていると、目の前に白いもふもふが現れた。


最初はたいして気にしていなかったが次第に此方に近付き、
挙げ句足下で我の餅巾着を見つめていた物だからついつい気になってしまった。

試しにそのもふもふを突いてみた。予想以上にふわふわでふにふにだった。
次に餅巾着を目の前にちらつかせてみた。……よだれを垂らしていた。
最後に膝の上に乗せてみた。…………なかなか愛嬌があって可愛い。

最終的に、我はそのもふもふをつれて家に帰っていた。

「……で、つれて帰って来ちゃったの?」
「…………………………うむ」


黒羽家玄関。銹と闇が一匹の白いもふもふを囲うように座っていた。
ぱたりと揺れるしっぽ、ふわふわの毛、ピンと立った耳。

……白毛の小狐がそこにいた。

一体どうして鎌倉の町中に狐がいたのかは分からない。
迷い狐なんて考えられないし、妖獣というわけでもなさそうだ。
今は銹の買ってきた餅巾着をもすもすと食べている。

「なあ、闇」
「何?」
「……飼っても良いか」

銹は闇をじっと見つめて呟いた。どうやら銹はこの小狐にベタ惚れのようだ。
先程から頭をなでたり、「ほぉ、そなた餅巾着の良さが分かるのか」など
結構自分に似通ったところを見つけて喜んだりしている。
その様子に闇は彼の拾い主たる親戚の姿を重ねた。
(そう言えば銹もスルメにつられておじさんに拾われたんだよなぁ……)
似たもの親子とはこのことか。闇は溜息混じりに銹に答えた。

「まあ、自分でお世話するなら良いと思うよ?」
「本当か!?」

それこそ銹は尻尾があれば振っているようなそんな表情で闇を見た。
餅巾着を食べ終わった小狐を抱えて嬉しげにくるくると回る銹。
それを見ながら闇は母とも姉とも言える表情で微笑んでいた。


「しかし、なんという名にしようか……」
「そーだねぇ、何か良い名前あるかな?」
「……良し。尾が九つあるからツヅラオと名付けよう!」
「え?尻尾一本しかないよ?」
「……なんだ、闇。そなた見えぬのか?」
「へ?」

謎は深まるばかりだ。
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テーマ : Silver Rain
ジャンル : オンラインゲーム

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プロフィール

背後「影」

Author:背後「影」
最近いろいろと忙しくなってきていて体力的には死にそうなんだが、精神的にはネタが溢れてどうしよう的な感じの存在。絵描きで字書き。だが遅筆。


1st 黒羽・闇(b20433)
2nd 鎖山・テト(b20546)
3rd 鎖山・ペコ(b26657)
4th ルートビッヒ・オルフォイス(b35264)
5th 白河・月(b40042)
6th 榧口・銹(b42822)
??? 九十九尾・宮呼(b60704)




リンクは今のトコシルバーレインをやってる方に限りフリーです。

ブログ内のイラストの内、背後の影が書いたものと記述してあるもの以外の作品は、トミーウォーカー(株)のPBW『シルバーレイン』用のイラストとして、上記7人が作成を依頼したものです。イラストの使用権は上記6人に、著作権は登録絵師様方に、全ての権利はトミーウォーカー(株)が所有します。

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